新富町の家
木造2階建
102.68u
この物件は狭小地である上に準防火地域に指定されている土地に計画された住宅です。準防火地域に木造建築物を建てるには法規上いくつかの制約があります。意匠の問題やコストアップの問題などは避けて通れません。住宅ならば規定が緩いのですが、隣接する家屋は敷地一杯に建っている事が多く法規上の問題がクリア出来たとしても防火や耐火に留意して計画する事が望ましいと言えます。
オーナーご夫妻は「和風」を取り入れたモダンな住宅をご希望でした。間口が狭く採光不足は否めない条件で「開放的な」空間を作るために極力「仕切る」事を控え、スペースの確保と空気の循環、それから温度差を少なくする工夫をしました。