紺屋町の店舗
商業地域の活性化は大きな問題です。生まれては消えの連続ですが、小さく残ってしまった土地の有効活用をお考えの地権者の方は少なくありません。最近多く見かけるコインパーキングですが、決して利益率の良い施設ではありません。しかしテナントビルを建てるとなると資金的にも大きくなります。現在では二の足を踏んでいる方が多いという証拠でもあります。
防火地域でも木造の2階建てくらいの貸し店舗ならば費用もあまり掛かりません。それでもテナントに感心を持ってもらえるような「ランドマーク」としてのキャラクターを与えなければ減価償却が難しくなります。
私は古い繁華街に「時間を超越した」建築物を建てて、緑を沢山配し、そこから未来へ再生して行くというコンセプトでプランを作りました。錆びた鉄板むき出しの外観は「廃船」をモチーフにしています。